円形脱毛症の患者会で紹介されていた漫画を読んでみました。
具体的な症状や治療方法を書いてある本はよくありますが、この本は違います。
おもに、脱毛症になった時のショックや、その後どうやって幸せに生きていくか、ということを考えている本です。
著者自身が脱毛症の患者さんなので、とてもリアリティがある。
周りが思っているより、当事者は本当に真剣に悩んでいるんだなあということがよくわかりました。
それと同時に、これは脱毛症だけの話じゃない、自分にコンプレックスを持っているすべての人に通じる話だなと思いました。
自分自身が致命的だと思っている部分を、実は周りの人はたいして気にしていない(よくもわるくも)、でもやっぱりどうしても自分はそこが気になってしかたない。
円形脱毛症の患者さんに限らず、大部分の人に心当たりのある話じゃないかなと思います。
うちの薬局にはよく円形脱毛症の患者さんがいらっしゃいますが、患者さんとお話しして疑問に思っていたことが、この本を読んで少し分かった気がします。
紹介されている治療法に関しては、少し古く(2019年に発売の本なので)、今はさらにいろいろな薬が開発されています。
心理的な話の他にも、ウイッグやおしゃれのことなど、具体的にためになる話もいろいろのっているので、脱毛症で悩んでいる方はぜひ一読することをおすすめします。

薬局にも置きました。
患者さんが待ち時間の時にでもパラパラみてくれたらいいな、と思います。

楽天市場では電子書籍しか売ってなかったけど、試し読みができるのでちょっと読んでみてください↓
リンク



コメント