リアップは血行をよくして発毛を促すタイプの薬。
リアップの主成分はミノキシジル。血行を良くして発毛を促すタイプの発毛剤だ。

ミノキシジルはもともと、血管を広げることにより血圧を下げる薬として開発されていた。
1%と5%が発売されているが、5%は男性のみ使用可とされている。
これは単に、5%のほうは女性で試験が行われていないという理由のようだ。
リアップの使い方
- 1日2回、1回1ml(逆さまにすると一回分が透明なドームに入る)。ノズルの先を頭皮に押し付けると液体が少しずつ出る。
- 塗る面積が少ないため余った場合、戻してもよい(瓶を戻すと液体ももどる)。
1回1ml以上は塗らない。 - 塗ったところは指でマッサージして刷り込む必要はない。
指に液体がついてしまって、かえって逆効果。 - 1本で30日分。少なくとも6ヶ月使用しないと効果がわからないとされている。
リアップの有効性
皮膚科学会のガイドラインによると、
- 男性型または女性型脱毛症には「強く勧める」
- 円形脱毛症には「使ってもいいよ」程度。
大正製薬の方の添付文書を読むと、壮年性脱毛症以外の脱毛症の人は使用しないでください、となっている。
メーカーが「使用しないでください」と書いている人
- 5%のほう(リアップ、リアップx5チャージ)は女性は使えない。
- 20歳未満
- 妊婦、授乳婦
- 壮年性脱毛症以外の原因の脱毛症の人。

書いていて思ったけど、市販の薬の添付文書は医療用と違って、書き方があいまいなところがあるねー。
「使用しないでください」というのは「使うと危険」なのか、「効き目がないから使わないで」なのかよくわからない。
上記に関しては、1〜3までは臨床試験をしていないからわからない、4は有効性が十分に実証されていないため、と考えられる。
メーカーが「相談してください」と書いている人
- 薬や化粧品によるアレルギーを起こしたことのある人
- 高血圧または低血圧の人
- 心臓または腎臓に障害のある人
- むくみのある人
- 家族に壮年性脱毛症のいない人
- 高齢者(65歳以上)
- 甲状腺機能障害のある人(亢進症、低下症)
1は大体の薬に書いてある(⌒▽⌒)。
2、3、4、6は血管拡張による副作用を健康な人より注意しなければならない人。
7は壮年性脱毛症ではないと考えられるためだろう。

いろいろ書いてありますが、外用薬なので一般的には血圧や心臓に及ぼす副作用は軽いと考えられます。
ただ、エタノールが入っているので、アルコールでかぶれる人は注意!



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